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wab's favorites world & japan
December 2018 
 



Salif Keita / Un Autre Blanc

オートチューン的な加工声の曲があることで
一部ファンに物議をかもしている新作
ラップ入りやレゲエもある
基本は何も変わってないんだけど


Anandi Bhattacharya / Joys Around

インドのギター奏者の娘の
ヴォーカル・アルバム
西洋音楽の要素もまじえて
技巧よりゆったり聞けることに配慮した作品に


V.A. / Cool Cool Filin 2

キューバのジャズ歌謡フィーリンの
日本制作第二弾はよりスムーズ・ジャズ寄り
女性歌手中心に落ち着いた
歌声と演奏のオンパレード



Arrruro O'Farrill / Fandango at the Wall

トランプ大統領のおかげで
えらいことになっている米墨国境の壁をテーマに
ジャズ、クラシック、ソン・ハローチョ、アラブ音楽etcが
縦横無尽に交錯する2枚組

November 2018




Anchorsong / Cohesion

ロンドン在住の日本人DJによるヴァーチャルな
エレクトロニック・ワールド・ミュージック
ボリウッドやインドの伝統音楽の要素を
散りばめたミニマルなダンス音楽



Jean-Philippe Rykiel & Lansine Kouyate /
Kangaba-Paris
パリのアフリカ音楽のセッションで
おなじみのキーボード奏者とカッセ・マディの甥の
バラフォン奏者によるゆるやかなセッション
物静かなジャズが好きな人におすすめ

October 2018 



Alejandro Vargas & others / Chane Na Habana

キューバのジャズ系ピアニストが
ガリシアとキューバを結ぶ作曲家チャネーの
曲を芳醇かつ優雅に解釈
現代的なのに懐かしい響きがいい感じ



Mari Kalkun / Ilmamostan

エストニアの新世代
シンガー・ソングライターが
トラッドをベースに組み立てたアヴァン・ポップ
伝統楽器の音響処理もいまどき風



Diana Horta Popoff / Amor De Verdade

ブラジルのミナス生まれ、リオ育ち、パリ在住の
シンガー・ソングライターの音楽は
定型リズムよりメロディやハーモニーを重視した音楽
風のように色彩を変える演奏と柔らかい歌声



Dereb The Ambassador / Ethiopea

オーストラリアを拠点にしている
エチオピア人歌手の手堅い新作
新曲ではアグレッシヴに
往年の曲のカヴァーはいなたい雰囲気で

September 2018 

M

Minyeshu / Daa Dee

:現在はオランダ在住のエチオピア歌手
作曲面はオランダ人とのコラボ
もともとポップな音楽をやってきた人だが
ホップさを残して落ち着きも出てきた



Girodibanda / Guerra

イタリアの左翼系のブラスバンド
左翼系といっても教条的な印象を受けない
少なくとも演奏面は
イタリアの音楽のおおらかさの魅力

August 2018 



Punch Brothers / All Ashore

ブルーグラスであってブルーグラスでない
その境地をどんどん広げてきた5人組
それはリズムの枠組みが開放的だから
アンサンブルが前作よりこなれて自然体に



Ammar 808 / Maghreb United

北アフリカを横断して地域を越えた
ミュージシャンたちの集まり
ライやグナワなどの背後にあるものを感じさせる
グループ名の数字はドラム・マシーンから

July 2018 



Fatoumata Diawara / Fenfo

ポップなマリのシンガー・ソングライターの2作目
特に新しい試みがあるわけではないが
ギミックのない淡々とした
うたい口に好感を持った



Norma Waterson & Eliza Carthy

イギリス民謡名家の母と娘が
民謡からクルト・ワイルやトム・フェイツまでを
民謡風の声と控えめな
アヴァン・ポップ・サウンドでじっくり聞かせる

June 2018 




Duo Systrami / Nar Isen Gar

スウェーデンのヨーラ・モンソンに
同行していたヴァイオリンとチェロの姉妹
民謡と現代音楽の配合が絶妙
激しさと静謐が同居している



Eliades Ochoa & Alejandro Almenares /
Dos Gigantes De La Musica Cubana
ブエナ・ビスタでおなじみのエリアデスが
キューバ東部サンチャゴのカーサ・デ・トローバの
べテランと組んだギター・デュオ・アルバム
ひなびてまったりとして色気もある音楽


May 2018 



Los Van Van / Legado

一時期の力で押しまくる演奏ではなく
ほどよく抑制もきかせながら
ダンスを意識して老舗の
味をきちんと継承したアルバム



Silvia Perez Cruz / Joia

バルセロナの歌姫の来日記念日本編集盤
ギターや室内楽と歌声の
さまざまな組み合わせを
極端に走らず試みた音楽



Gema 4 / For A New Dawn

バルセロナを拠点にしている
キューバのコーラス・グループ
高度なアカペラで有名曲から
実験的な曲まで 2013年の配信作



Cucurucho / Con Los Pies En Mi Tierra

チューチョ・バルデスの甥による
ダンソン系キューバン・ジャズ
ゆったりとしたグルーヴは
ティンバ系の音楽で得られない優美さ

April 2018 



Kapela Maliszow / Village Jazz

ジャズという言葉が使われているが
ストレートな民謡ファンに向いている
ポーランドの親子グループ
朴訥な地声の歌と高度な演奏の組み合わせ



陳明章 / 撼山河

台湾語ポップスのベテランが
昨年末に発表したバンド名義の最新作
唯一無二のギターと歌に
二胡や笛や津軽三味線が寄り添う



Malagasy Guitar Masters / Volo Hazo

マダガスカルの3人のギタリストの
異なるスタイルの演奏を収録
伝統的な音楽の枠にとどまらない演奏が新鮮
3人による「キャラヴァン」合奏は超絶



Heuh Masekala / Masekela 66-76

タイトル通り古い音源の復刻だが
ガーナのヘゾレー・サウンズと共演した
2枚のアルバムをまるごと収録した部分は
タイムレスな名演ぞろい


March 2018 



Femi Kuti / One People One World

ポップなアフロ・ビート路線を
歩んできたフェミの
ひとつの到達点だろう
ディープさと軽快さのバランスがいい



Djeneba & Fousco / Kayeba Khasso

マリ南部のマンデ系カソンケ人のご夫婦
バラケ・シソコもゲストで入った
冒頭の曲はまったりした美しいメロディだが
曲によってロック的だったり伝統寄りだったり



Seun Kuti & Egypt 80 / Black Times

ロバート・グラスバーのプロデュースで
いきなりブラスが倍速でリズムを刻む
アフロ・ビートに突入
正統派にポップな現代感覚が加わった



Josep Maria Ribelles & Kepa Junkera / Enlla

カタロニアのハープ奏者とバスクの
トリキティシャ(アコーディオン)の名手の共演作
特別新しいことをやっているわけではないが
穏やかな響きが心地よい




Hiba Tawaji / 30

ほんらい去年とりあげなければならなかった
30歳美女の作品だがいまごろ入手
ラハバニ一族ならではのゴ゛ージャスなオケで
うたう王道のアラブ・ポップ2枚組



Koum Tara / Chaabi, Jazz and Strings

フランス在住のミュージャンたちによる
アルジェリア歌謡シャアビ集
フュージョンや室内楽の要素による編曲が
これまであんまりなかったもの

Feburuary 2018 



Rahim Alhaj / Letters From Iraq

アメリカ在住のウード奏者が
クラシックの6人編成の楽団と作った作品
小編成ながらかつてのアブドゥルワッハーブの
ような試みをやりたかったのだと思う



Bao Sissoko & others / Tamala

異文化交流に熱心なオランダのレーベルの
最新作はセネガル人2名とベルギー人の混成
マンデ系のディープな歌声と
コラやハラムや欧州トラッドの出会い



Brenda Navarrete / Mi Mundo

キューバの若手歌姫
ルンバからフィーリンからティンバまで
しなやかにうたいこなしている
キューバ音楽ファンなら買いでしょう



Giraldo Piloto Y Klimax / Mis 21 Anos

またキューバのイケイケ・ティンバか
と思いつつ、聞いていると
いつのまにか深いリズムの海に
ひきこまれて溺れるるような力技が
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