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 2018
wab's favorites world & japan
December 2017 
 

BKO / Mali Foli Coura

楽器編成も仕上がった音楽も
あまり聞いたことがないようなマリの音楽
グナワを意識したりロックぽかったりなのが
どういうルーツの人たちなのか興味をひかれる



Bjork / Utopea

鳥が鳴き、テープの巻き戻し音が入り
エレクトロニックなサウンドと生楽器が交錯
美しいメロディがいつもより訓練された声で
毎回異なるアイデアを繰り出す才能に敬服



U Tin, Hla Min, Maung THan Aye -Music Of Burma

ビルマの古典音楽に取り入れられた
スライド・ギターの名手ウー・ティンが
竹琴と歌を伴って大衆歌謡を演奏した作品
他に彼の古典音楽やピアニストの作品も出た




Gabacho Maroc / Tawassol

多様な民族構成のフランスのバンド
歌手はモロッコ系のようでグナワや
シャアビをもとにしたポップで多彩なミクスチャー
ジャン・フィリップ・リキエルらがゲスト参加


November 2017



The Grassland Ensemble & Daniel Ho /
Between The Sky & Prairie

ハワイの弦楽器奏者と内モンゴルの
ミュージシャンや歌手との共作
モンゴル系の人たちのうたい過ぎを抑えて
なごやかに聞けるアルバムに



崔健 / LIVE

『一無所有』をうたって一躍脚光を浴びたのと
同じ体育館で交響楽団を従えて
禁止されていた時期を思うと歳月の流れを感じる
1枚目の6曲目と2枚目の1曲目の編曲がすごい



Eddie Palmieri / Wiisdom Sabiduria

チャランガ編成特有のヴァイオリンの
響きからはじまるサルサのベテランの新作
キューバ的な要素やジャス的な要素の
配分の具合が洗練されている



Afro Cuban Allstars / Absolutely LiveⅡ

歌手やメンバーが変わっても
90年代末のブームのころから
このグループの演奏のコクは変わらない
録音時期不明だが




L'arpeggiata / Orfeo Chaman

クリスティーナ・プルハル率いる
古楽音楽集団による新曲作品
スペインやベネズエラの音楽をまじえた
ワールド・ミュージックぽい作り



Ana Lains / Portugcalis

ファド畑の人らしいが
ポルトガルのさまざまな分野の人から
ブラジルのイヴァン・リンスとの共演まで、
とてもポップなアルバム


October 2017




Yuji Takahashi / Erik Satie Piano Works

サティの有名曲を中心に
30年ぶりに再演したアルバム
親しみやすい曲の数々が
柔らかく透き通るような響きで



Sangpuy / Yaangad

台湾の金曲賞の最優秀アルバムは
原住民アーティストの作品
歌詞のない歌も含めて足し算的な
アンビエント・ビートとの組み合わせ



Yordan Markov Quintet / Iztok

日本在住のノブルガリアのガドゥルカ奏者が
佐藤芳明らと組んでいるグループの
デビュー作は伝統曲から新曲まで
変拍子のダンス音楽のオンパレード



Trapeza / Trapeza

東欧、ロシア、ユダヤといった
キーワードが浮かぶ歌謡的なメロディ
アコ、管、弦の美しい響き
あがた森に似合いそうな哀愁の歌も



Ren Takada / Nightrider's Blues

カントリーやブギウギから
モダンな感覚のポップまで
細野晴臣を若くしたような世界
楽しい屈折ぶりが貴重

September 2017 




伍佰Wu Bai & China Blue / 釘子花

久々の台湾語ロック・アルバムの演奏は
アフロ・ビート、エチオ・ジャズ、ブルース
演歌ロック、台湾語民歌などの濃厚なミックス
台湾語の歌によく合っている



Danyel Waro / Monmon

レユニオン島の音楽マロヤの
シンプルなリズムと哀愁の歌声の
中毒性の高さは今回も変わらず
ブラッサンスのカバーも1曲



Trio Da Kali & Kronos Quartet / Ladilikan

現代音楽の弦楽四重奏団が
ここまで西アフリカの音楽に寄りそった
演奏をするとは思わなかった
マンデ系のメロディにぴったり



Djam - Bande Originale de Tony Gatlif

トニー・ガトリフ監督の新作映画の
舞台はギリシャということで
レンベーティカ的な歌を
いろんな人が軽めに聞かせます



Shin Sasakubo / Guittara

久しぶりのフォルクローレ作
肩の力が抜けてリラックスして
弾いている中にメッセージも
「ランバダ」の原曲や自作曲も


August 2017 




Pigheadskin / Only 50
50歳を記念して作られたアルバム
めずらしく北京語でうたっている
こんなダビーな中国歌謡は聞いたことがない
「ウェイフェアリング・ストレンジャー」なども収録



Monoswezi / A Je

モザンビークやジンバブエ人と
北欧のジャズメンの混成グループ
ジャズ寄りにまとめないアフロ・ポップな
編曲がありそうでなかった



Carmen Paris y Nabyla Maan /
Dos Medinas Blancas
スペインとモロッコの歌姫の地中海風共演
未消化部分もあるがこういう試みが
普通に行なわれる時代になったということか
ナビラさんのアイドル声にもえーっ。



Kachimba / Hatyagamaku

沖縄のラテン・バンドが
これまでの路線から大胆にはみ出して作った
ウチナーグチ・ラテン・
ミクスチャー・ポップ・アルバム

July 2017 




Toko Telo / Toy Raha Toy

個人で活躍していたおなじみのベテラン
3人によるスーパー・グループ
安心充実のマダガスカル・ポップ
歌と演奏のコンビネーションも抜群


Tarkan / 10

前作はセミクラシック・アルバムだったが
今回は王道のタ―キッシュ・ポップ
みっちりつまった音と熱唱の大盤振舞
ウードや親指ピアノもさりげなく使用



V.A. / Gujo Shrotori

岐阜の白山信仰にまつわる
盆踊りや拝殿踊りの音楽の記録
久保田麻琴らしい録音
盆踊りのほうが聞きやすいかも



Quarter To Africa / THeLayback

通常楽器以外にウードも使っている
多様なオリジナルからジミ・ヘンのカヴァーまで
何をやってもイスラエルのバンドらしい
悲しみがつきまとうような気がする

June 2017 



Yuji Takahashi / Circle Of Seasons...

ピアノの練習曲や子供のための曲を
中心にパーセル、バルトーク、
サティ、ケージから自作まで
何はともあれピアノの音の圧巻の美しさ



Maria Del Mar Bonet / Ultramar

地中海・カタロニアの歌姫の
キューバ録音
近年のキューバ音楽で忘れられがちな
優雅な面がうまく反映されている



Gemma Humet / Encara

硬派にして優しい声のカタロニアの歌姫
ワールド系より、ティシュ・イノホーサのような
英米のシンガー・ソングライター好きの人に
好まれるかもしれない



Nancy Ajram / 9 Hassa Beek

王道アラブ歌謡
1曲目こそおとなしめだが
リズミカルな曲もほどよく配した
エジプト制作

May 2017 



The Orchestra of Syrian Musicians & Guests

デーモン・アルバーンの関与するアフリカン・
エクスプレスがシリアのミュージシャンと
ラシッド・タハ、バセク・クヤテ他のゲストを
結びつけてそれなりの成果を



Jupiter & Okwess / Kin Sonic

コンゴ民主共和国のインテリヤクザ的
ロッカーの新作はリンガラやモンゴ語の
歌とローカルの多様なリズムの組み合わせ
あっと驚く白人ゲストも参加



Oumou Sangare / Mogoya

マリの歌姫の新作はレーベル移籍
心機一転といっても伝統風音楽のモダンな
味付け方針は変わらない
演奏は簡潔なのにグルーヴがすごい



Hana Kogure / Azul

細くしなやかな特徴のある声
年齢を超越した物語歌作りの技術
アコースティックな演奏による
現代の都市の民謡という感じ

April 2017 




Fairport Convention / 50:50 @ 50

もう50周年になるのか
新曲とライヴ音源からなるアルバムでは
往年のスタイルも最近のスタイルも
あわせて楽しめる



Youssou N'Dour / Africa Rekk

アフリカ・オンリーというタイトルどおり
ゲストはアフリカ勢だが音楽は超ポップ
ガツンとしたンバラ好きのファンより
幅広いポップス・ファンに向けた明快な作品



King Ayisoba / 1000Can Die

ガーナのフラフラ人の間に伝わる弦楽器
コロゴを弾きながらダミ声でうたう
前作より電気度もコーラスの未知度も増強
リズム・アンサンブルで迫りまくる

March 2017



Riannon Giddens / Freedom Highway

ソロ・デビュー作は構えたところがあったが
今回は不要な肩の力が抜けて
ルーツ的な面が強まった
CCD時代も含めてベストの作品だと思う



Bargue 09 / Targ

チュニジアのタルグという音楽だそうで
葦笛ガスパの音のせいか雰囲気は
電気化される前のライに似ている
男くさい声とリズムだけなのがいさぎよい



Daime Arocena / Cubafronia

ジャイルス・ピーターソンのキューバ
プロジェクトへの参加で注目された歌姫の2作目
アングロなリズム感との折衷で
ごりごり聞かせるタイプの音楽が好きな人向き



Orchestra Baobab / Tribute To Ndiouga Dieng

亡くなったメンバーをしのんで作られた
10,年ぶりのアルバム
まったりゆったりした曲調はそのままに
コラを使うなどの新機軸も



Mokoomba / Luyando

ジンバブエの音楽はショナの親指ピアノ系の
音楽がよく知られているが
このグループは異なるルーツの音楽を演奏
歌とコーラスと打楽器による曲が新鮮



Oliver "Tuku" Mtukudzi / Eheka! Nhai Yahwe

ジンバブエの巨人の昨年後半の
南アフリカ盤を遅まきながら入手
南アフリカのヒュー・マセケラ他がゲスト参加
ゆったりしたゴージャスさの健在がうれしい



Eliza Carthy & The wayward Band / Big Machine

イギリスのトラッド界の女王による
ブラスを含む新バンドを率いての新作
多彩な編曲に負けない貫録の歌声
今年のイギリスの代表作になりそう



Bruno Capinan / Divina Graca
(これは日本盤のジャケット)
ジョアン・ジルベルトやカエターノを
敬愛するカナダ在住のバイアーノ
先輩たちよりぐっとダウナーな世界
ジルベルト・ジルの息子などが制作

Feburuary 2017



Dawda Jobarteh / Transitional Times

ガンビアのコラ奏者の欧州録音
アブライェの音楽にも似た
穏やかなポップ・アルバム
コルトレーンの曲もやっている



Fermin Muguruza & Chalart 58 presenten
Black Is Beautiful ASM Sessions
ぐっとレゲエ、ダブ寄りになった
スペイン・バスクの反骨の人たち
ヨーロピアン・レゲエらしい
聞きやすいノリです



Kanazoe Orchestra / Miriya

ブルキナファソのバラフォン奏者を中心に
フランスで編成された多国籍グループ
歌にもアンサンブルにも
自然なポップ感覚があっていい



Nanae Mimura / Marimba Crystal

バッハなどのクラシック系の作品だが
マリンバの響きが素晴らしく
ジャンルを越えて楽しめる
クリス・シーリーなみのおもしろさ



Sezen Aksu / Biraz Pop Biraz Sezen

トルコのポップの女王様の新作は
軽やかさのあるポップ・アルバム
ワールド風味を求める人にどうかわからないが
王道のメロディはこの人ならでは



Klo Pelgag / L'Etoile Thoracique

お嬢さんなのに(だから?)何か変
といういわゆる「不思議系」アーティストだが
曲作りや編曲に雰囲気だけではない力が
30名を超す弦アレンジも効果的



Tinariwen / Elwan

内乱の故国を離れてカリフォルニアと
モロッコで録音。オルタナ・ルーツ色や
グナワを意識したかのような曲も
加わりタイトかつ力強い作品に



Vardan Hovanissian & Emre Guttekin / Adana

歴史的には天敵のような関係になってしまった
アルメニアとトルコの名手二人が
ベルギーで邂逅。ドゥドゥックと弦楽器で
静かにわだかまりを溶かしていく



Manabu Salkata / Ki No Oku

元Polarisのドラマー
シンガー・ソングライターとしても秀逸
アンビエントなロックと
含蓄のある歌に聞き入ってしまう




 
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