wab's favorites world & japan
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December 2016 




THe Rolling Stones / Blue & Lonsome

ブルースのカヴァー集
シンプルに演奏しているだけだが
音のひとつひとつに張りがあって
無駄がないのはさすが



Voxtra / The Encounter Of Vocal Heritage

アルバニア、サルディニア、マダガスカル
フィンランドの歌手やコーラス・グループが
ベルギーを拠点に共演したアルバム
異なる背景の音楽の折衷が意外にすんなり



Warsaw Villege Band / Sun Celebration

ポーランドのルーツ・ポップ・バンドが
イラン、インド、スペインなどの
多彩なゲストと地声や弦楽の共演
地響きがしそうな腕力を感じる2枚組



Papa Wemba / Forever de Generation
en Generation
ステージ上で倒れ、そのまま急死したパパの遺作
つやつやとした高音の歌声が
まだまだ活躍する人だったことを示している
ベネズエラのシモン・ディアスの曲も収録

November 2016 




Bonga / Recados De Fora

74歳のアンゴラのシンガー・ソングライター
カボヴェルデのモルナもやっているが
彼のセンバと音楽の雰囲気が似ている
アフリカでは珍しく哀愁味のある音楽



Dos Orientales / Tercer Viaje

ウルグアイのウーゴ・ファットルーソと
日本のヤヒロトモヒロによるデュオ3作目は
これまで以上にポップな仕上がり
うまさをおさえたうまさが光る



Caitro & Felix / Caitro & Felix

50年代から60年代にかけて
アフロ・ペルー音楽を作り出したベテランたちの
蔵出し音源の遺作に最小限の手を加えもの
名曲の名演集といっおもむき



Melina Moguilevsky / Mudar

アルゼンチンの即興系の才女が
ポップなアルバムを作った
妙にアイドルぽい声で実験的な
フォルクローレ・ポップを展開



Silvio Rodriguez / Amorios

キューバのベテランの最新作は
未発表曲の新録だそう
円熟味のある歌声でシンガー・
ソングライター・ファンには納得の仕上がり



Moddi / Unsongs

マトゥーブ、ビオレッタ・パラほかの
歌のカヴァーや中国の詩に作曲した
ものなどを英訳で歌うノルウェイの人
基本ロックだがマリ・ボイネもヨイク参加



Bakurocho Band / Amikoneahoi

これまでのアルバムより
リズムやサウンド作りに重点を置いた作りで
ひとつはじけた気がする
言葉遊びにはややきまじめさが



October 2016 




Calypso Rose / Far From Home

76歳のカリプソ・クイーンの新作は
レゲエやマヌー・チャオとの
組み合わせもある陽気な作品
辛口の歌詞も楽しいです



Refugees For Refugees / V.A.

ベルギーに亡命しているシリア、イラク、
アフガニスタン、パキスタン、チベットの
伝統音楽のミュージシャンそれぞれの音楽
分野を越えた共演は1曲だけ



Rosco /Tefutefu Motsuretsutsu Kagehinata

ピアノとヴァイオリンによる現代音楽
日本の若手の曲とストラヴィンスキーなどの
外国曲を難解でなく聞かせる
清冽なアコースティック・ミュージック



Dreamers' Circus/ Second Movement

デンマークのアコースティック・
トリオによる現代風伝統音楽
クラシックの素養のある人たちによるLauや
Punch Brothersと同時代感覚の演奏



Cosa Nuestra / Salsa Criolla

南米ペルー風のゴツゴツとした現代サルサ
押しの強さはニューヨークやハバナの若手なみ
「トロ・マータ」などアフロ・ペルー音楽の
複雑なリズムを独特の田舎ぽさで消化



Noura Mint Seymali / Arbina

モーリタニアの歌姫の蛇行するコブシ歌を
ドラム、ベース、ギターが伴奏
砂漠のブルースに一脈通じるが
サイケなギターの音が大きな特徴



Takaya Saito × Nana Cantarina

ラテンの名曲や「荒城の月」「故郷」などの
日本の曲を主にラテン系のリズムで
どの曲も思いがけない編曲
コーラス・アレンジもしゃれている

September 2016 



Constantinople & Ablaye Cissoko /
Jardins Migrateurs
セネガルのコラ奏者と在仏多国籍組の共演
オリジナル曲中心に伝統曲も少し
マンデ系の音と地中海風の音が
穏やかに交歓する美しいアルバム



Harold Lopez-Nussa / El Viaje

クラシックからジャズに転じた
キューバのピアニストのトリオ作
セネガルのベーシストが歌もうたう
西アフリカとキューバの楽しい新世代共演

August 2016 




Transcending Continents & Memories

台湾の琵琶奏者Peiju Lienとイタリアの
古楽グループの共演
おたがいのレパートリーと即興で
東西古楽と現代音楽とワールドな世界



The Pedrito Martinez Group / Habana Dreams

テルマリ、ルベーン・ブラデス、
イサック・デルガード、ウィントン・マルサリス、アンジェリーク・キジョ……ゲスト満載のルンバ入り
ポップなキューバン・ミュージック



Coetus / Entre Tierras

イベリア半島のさまざまな音楽を演奏する
カタロニアの打楽器オーケストラ
エリセオ・パラはじめ歌手も参加して
多彩な曲調で飽きさせない




Jean-Guihen Queyras / Thrace

フランスのチェロ奏者がギリシャのリラ奏者
イランの打楽器奏者2名と演奏する
主にトラキアやイランの音楽
即興を含む編曲の素晴らしさが光る

July 2016 




Paul Simon / Stranger To Stranger

ワールド、現代音楽、クラブ系などの
要素も巧みに吸収した作品
歌と演奏のバランスが気持ちよくとれ
名曲を作る人であることを再確認



NY Licorice Ensemble / Warabe-uta Remix
Japanese Chirdren's Songs
日本のわらべうたを国内外の作曲家が編曲
12名の女性クラリネット奏者が演奏
現代音楽の作品ということになるのだろうが
曲が曲だけに親しみやすい仕上がり



tipsipuca / duo!!

フィドルとホイッスル中心に他の楽器も
こなす日本人女性デュオ
アイリッシュ風味のさわやかな音楽だが
ほのかな和の風味入り



Elza Soares / A Mulher Do Fim Do Mundo

ブラジルの長老シンガーを
ビシガ70などの若手が最先端の音で
企画ものぽい仕上がりだが
インパクトはある



Juliana Amaral / Acoite

自作曲とMPBの曲を
洗練されたポップ・アレンジで
実験的すぎることも濃くなりすぎることもない
音楽が好きな人におすすめ

Jene 2016 




Leylla McCalla / A Day For The Hunter,
A Day For The Prey
ニューヨーク生まれニューオーリンズ在住の
ハイチ系アメリカ人チェロ奏者歌手
ルイジアナの音楽の古層にもふれる
フレンチ・クレオール色ある音楽



Samira Said / Ayza Aeesh

カイロで活躍していたベテランが
湾岸の会社と契約して久々に登場
パラードからEDM的なポップまで
何でもありのアラブ歌謡曲の世界



Mala / Mirrors

キューバがテーマだったDJの新作はペルー
サンポーニャ、カホン、ステップなど
ペルーの多様な音楽の断片を
リスニング・ルーム向けのクラブ音楽に構成

May 2016 



Chucho Vardes / Tribute To Irakere
Live In Marciac
アフロキューバン・メッセンジャーズによる
イラケレ40周年記念ライヴ・アルバム
アンサンブルのよさが発揮されたときは
キューバ音楽の醍醐味という気がする



V. A. / Lost In Mali

マリ共和国外ではあまり
知られていないアーティストたちの編集盤
マンデ系から砂漠のブルースまで
粒よりの作品です



Y0-Y0 Ma / Sing Me Home

シルクロード・アンサンブルはいつのまにか
ワールドワイド・アンサンブルに
二番煎じややりすぎの曲もないではないが
越境交流ばやりの風潮の格好の見本ではある



Renato Vechio / Medwind

ジャズ系の管楽器奏者による
地中海フュージョン・アルバム
全体にアンビエントなビートの作り
北アフリカ風の歌入り曲もある

April 2016 



Las Hermanas Caronni / Navega Mundos

アルゼンチン出身フランス在住の
ふたごの姉妹によるチェロ、クラリネット・デュオ
楽器を曲によって変えながらうたう
いま風のクラシック的な構えのポップス



UKANDANZ / AWO

キーボードがベースに変わり
ハードコアなプレグレ色を強化
エチオピア人歌手とフランス人バンド
による新世代エチオピアン・ロック



Hiba Tawaji / Ya Habibi

フェイルーズを育てたラハバニ兄弟の息子たちが
制作した大型歌手のアルバム
豪華絢爛のオーケストラからシンプルな編曲ものまで
うたいまくってます



Gambari Band / Kokuma

バセク・クヤテのバンドにいた人たちが
独立したアンサンブル
同じ傾向の音楽だが軽くて
ポップなのは世代が若いからか

March 2016 




Rokia Traore / Ne So

コンスタントに上質のアルバムを
作り続けているマリの歌姫
今回もじっくり聞かせてくれます
ビリー・ホリデイはなくもがなだけど



Mamak Kadem / The Road

イラン出身の女性歌手が
セルビア、マケドニア、モロッコ
などを訪ねてルーミーその他の詩をうたう
「ランマ・バダ」なんかもやっている



Actores Alidos / Galanias

イタリアのサルディニア島のコーラス
基本はアカペラや太鼓伴奏だがゲストで
アコーディオンや管や弦や男声コーラスも
想像以上に多彩な声が出る人たちだ



OKI Dub Ainu Band / Utarhythm

シンプルな構造の楽器トンコリの音を
バンド・アンサンブルで生かすため
ダブの手法を使って工夫
濃密な音響空間が楽しめる

Feburuary 2016



Lautari / Live 201

ポーランドのジャズ/フォーク
カルテットによるライヴ・アルバム
中東欧のさまざまな音楽の要素を
クラシックの素養もまじえて端正に演奏



Cui Jian / Frozen Light

中国のツイ・ジェンの新作はなんと
アメリカン・ルーツ・ロック色が強い
ひところのラップ風味にかわって
メロディが戻ってきた



Shujaat Husain Khan + Katayoun Goudarzi / Ruby

インドのシタール奏者とイラン系の歌手の共演作
バンスリ、サーランギ、タブラー、サントゥール
などによる落ち着いた演奏と歌の組み合わせは
思ったより安心して聞ける



Lura / Heranca

カボヴェルデの歌姫充実の新作
リチャード・ボナ、エリーダ・アルメイダなど
ゲストもまじえてより
バラエティのあるポップな仕上がり



Talco / Silent Town

伊太利北東部ベネチア近郊のスカ・パンク
・バンドの音楽には民謡やバルカンの要素も
社会派のおやじたちによる
筋金入りの演奏が潔く清々しい



Baaba Maal / The Traveller

今回のプロデューサーはDJ系のJohan Hugo
砂漠のブルースやアンビエントを
意識的に?取りこんだ作り
いつまでも枯れないのがこの人のよさか
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