NancyVieira / Gente
カボヴェルデの歌姫セザリア・エヴォラの
全盛期を思わせるゆったりとした歌のアルバム
ブラジル、アンゴラ、ギニアビサウなどからの
ゲストも迎えて変化にも富んだ作り
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Tiken Jah Fakoly / Acoustic
コートジヴォワールのレゲエ歌手のアンプラグド版
レゲエをやっているときはゆるい音に感じられるが
ンゴニなどを中心にしたこの編成では
メランコリックな歌声がよく映える
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Sheila E. / Bailar
彼女には珍しくストレートなサルサ中心のアルバム
ファニア・オールスターズやセリア・クルスで
おなじみの曲も豪華ゲストを迎えて豪快に
後半は少しポップ寄りの曲もある。
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Oumou Sangare / Timbuktu
マリ共和国の人気歌手が古巣のレーベルに帰還
相変わらずのパワフルな歌声
オーソドックスなワスル・サウンドに
ギター系の楽器を入れたグルーヴが圧巻
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Hirahi Afonso / Lo Puro
大西洋に浮かぶスペインのカナリア諸島出身の
ティンブレ(5弦の小型ギター)奏者 前作はインスト中心だったが
今回は多数の可憐な歌手をゲストを迎えてフラメンコ的な曲から
新大陸的なリズムの曲までじっくり聞かせる
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Ali Doğan Gönültaş / Keyeyi
トルコ東部のクルド系のシンガー・ソングライターによる
民謡の再演やオリジナル曲のバーラマ(小型のサズ)弾き語り
もともとオルタナ系のバンドで活動していた人なので
濃厚なクルド民謡とは一歩距離を置いたクールな歌声
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Christine Zayed - Kama Kuntu
パレスチナ生まれ、パリ在住のカーヌーン弾き語り
シンガー・ソングライターのデビュー作
アルトの歌声でパレスチナの現代詩などを歌に
ピエルス・ファッチーニら多彩なゲストをまじえた室内楽的な作り
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Kanazoe, Clotilde Rullaud, Abdoulaye Traore, Boubacar Djiga, Achille Nacoulma
– KANANAYÉ
ブルキナファソのミュージシャンたちによるアルバム
インドネシア風のバラフォンを弾くカナゾエをはじめ
個別に活躍している人たちばかりのようだ
フランス語まじりで欧米の音楽的要素もあるわかりやすい音楽
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Manu Chao / Viva Tu
久しぶりの新作はシンプルな音作り
まろやかさが増して目の前で聞いているよう
しかしメッセージ色も忘れない
地中海に沈んだ亡命者たち捧げた歌からはじまる
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Ana Lua Caiano / Vou Ficar Neste Quadrado
ポルトガルの女性歌手はファド関連の人が紹介されることが多い
しかしこの人の音楽はエレクトロニックなダンス・ビートも含む現代的なホップス
それでいて伝統的なポルトガルの民謡の要素も感じさせる
ヴィジュアル面でも凝った作り(凝りすぎ?)
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